【二字熟語】
老獪
【読み方】
ろうかい
【意味】
いろいろ経験を積んでいて、悪賢いこと。また、そのさま。
【語源・由来】
「老」は「経験をつむ。」
「獪」は「わるがしこい。ずるい。」
【類義語】
間擦れ、すれからし
【対義語】
愚直、実直、純朴、朴訥、天真爛漫
老獪(ろうかい)の使い方
芸能界って生き抜くのが大変なんでしょうね。
老獪さがないと、表舞台から消されるんだろうね。
光がまぶしいほど闇は濃くなるってね。
正直者の僕なんか一日で消されちゃうね。
老獪(ろうかい)の例文
- 彼は老獪な政治家だ。
- 健太くんは若いのに老獪に立ち回る。
- 敵チームの監督の老獪な戦術に屈した。
- ベテランの老獪なピッチングに手も足も出なかった。
- 老獪ぶりを発揮して交渉を有利に進めた。
「老獪」と「狡猾」の違いは?
「老獪」に似ている語に「狡猾」があります。
「狡猾」は「ずるく悪賢いこと。また、そのさま。」をいいます。
「老獪」も「狡猾」もずる賢いことをいいます。
しかし「老獪」が経験を積んでという意味が含まれる点が「狡猾」とは異なります。