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「老巧」の意味と使い方や例文!「老練」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
老巧

【読み方】
ろうこう

【意味】
永く経験を積んで物事に巧みなこと。老練。

【語源・由来】
「老」は「おいる。ふける。年をとる。また、年をとった人。経験をつむ。」
「巧」は「てわざがうまい。たくみ。」

【類義語】
老成、老練

【対義語】
稚拙、未熟

老巧(ろうこう)の使い方

健太
昨週、家に泥棒が入ったんだ。
ともこ
大丈夫だったの?
健太
老巧な警察官が来てくれて、すぐに泥棒を捕まえてくれたんだ。
ともこ
その警察官すごいわね。

老巧(ろうこう)の例文

  1. 老巧なものでなければできない役割だと思う。
  2. 老巧な演技で観客を魅了した。
  3. 彼は老巧な弁護士で、裁判では負け知らずである。
  4. 庭の手入れは、老巧な植木屋にまかせている。
  5. 老巧な医師なので、安心して手術を任せられる。

「老巧」と「老練」の違いは?

老巧」に似ている語に「老練」があります。

老練」は「ろうれん」とよみます。

多くの経験を積み、なれて巧みなこと。老巧。

という意味です。

老巧」と「老練」はほぼ同じ意味ですが、「老巧」が「永く経験を積む」ことを意味するのに対し、「老練」は「多くの経験を積む」という点が違います。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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