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「末席」の意味と使い方や例文!「末席に連なる」「末席を汚す」とは?(類義語)

【二字熟語】
末席

【読み方】
まっせき

【意味】
下位の座席。また、低い地位。しもざ。ばっせき。

【語源・由来】
「末」は「しも。低い位。下位。」

【類義語】
下座、末座

【対義語】
上座

「末席に連なる」「末席を汚す」とは?

末席」は、よく「末席に連なる」「末席を汚す」という使い方をされます。

「末席に連なる」とは?

末席に連なる」とは、仲間に加わることを謙遜していう語です。

【例文】

  1. 先生の講義演習の末席に連なることとなりました。
  2. 宴会の末席に連なった。
  3. 選挙で当選し、県議会議員という公職の末席に連なっています。
末席に連なる」は、「恐れ多い」というニュアンスを含んでいます。

「末席を汚す」とは?

末席を汚(けが)」とは、会合に出席したり、仲間に加わったりすることを謙遜していう語です。

末席を汚す」を「末席をよごす」と読むのは間違いです。
【例文】

    1. 小説家の末席を汚しております。
    2. 委員の末席を汚しております。
末席」も「汚す」も謙遜の意を表す語なので、さらに謙譲語の「させていただく」を付けて「末席を汚させていただく」とするのは冗長な言い方となり不適切です。

末席(まっせき)の使い方

健太
学生代表として選考委員の末席を汚すことになったんだ。
ともこ
すごいわね。名誉じゃないの。
健太
そうなんだ。名誉なんだけど、責任の重さに押しつぶされそうなんだよ。
ともこ
なかなかできないことよ。楽しむといいわ。

末席(まっせき)の例文

  1. 有識者として審議委員の末席を汚す。
  2. 取締役の末席を汚すことになりました。
  3. 外交官の一人として戴冠式の末席を汚す。
  4. テレビ番組のゲストの末席に連なった。
  5. 経済学者の末席に連なる身としましては、なにか対策を提案しないといけないと考えています。