【二字熟語】
凌駕
「陵駕」とも書く。
【読み方】
りょうが
【意味】
他のものをしのいでその上に出ること。
【語源・由来】
「凌」は「しのぐ。こえる。」「駕」は「しのぐ。のりこえる。」
【類義語】
勝る、凌ぐ、上回る、長ける、秀でる、並外れる、特出、傑出
【対義語】
下回る、劣る、劣後、劣勢
「想像を凌駕する」は誤用?
「凌駕」を用いた語で「想像を凌駕する」という言葉を見かけることがあります。
「想像を凌駕する」は「想像を上回る」というニュアンスで使われていますが、これだけでは誤用です。
「凌駕」は「他のものをしのいでその上に出ること。」という意味で、「他社を凌駕する」のように比較の意味で用いられます。
なので、「君たちの想像を凌駕する」のように、比較対象がある文章として用いれば、「君たちが想像しているものを上回る~」という意味になり正しい使い方といえます。
凌駕(りょうが)の使い方
宇宙人って地球に来ることができるってことは、僕たちを凌駕する科学力をもっているんだよね。
そうなるわね。
じゃあ、地球征服も可能ってこと?
そうなるわね。でも、やる気があったらとっくに征服されているわよ。
凌駕(りょうが)の例文
- 徳川家を凌駕する勢力を築ける大名は居なかった。
- 人間を凌駕する頭脳を持つAIが発明されたら、人間は支配下に置かれてしまうのだろうか。
- 経済的に東京を凌駕する都市は日本にはない。
- 女子選手の活躍は男子を凌駕するほどだ。
- 品質において他を凌駕する。