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「作為」の意味と使い方や例文!「不作為」と「 無作為」の違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
作為

【読み方】
さくい

【意味】
①人が自分の意志で作り出すこと。
②事実であるかのように故意に手を加えること。つくりごと。
③法律で、人の積極的な行為・挙動。人を殺すなど。

【語源・由来】
「作」は「つくる。つくりだす。また、つくられたもの。」
「為」は「まねする。いつわる。」

【類義語】
任意、随意

【対義語】
不作為

作為(さくい)の使い方

健太
ともこちゃん。話があるっていうから来たんだけど何?
ともこ
そこに座ってて。もう一人来るから。
健太
何が始まるの?なんだか作為を感じるんだけど。
ともこ
悪いようにはしないから大丈夫よ。

作為(さくい)の例文

  1. 任意に作為されたものではなく、自然の事実です。
  2. 作為に抽出されたサンプルです。
  3. 偶然以上の、恐ろしい作為があるような気がした。
  4. 作為に選ばれた、いわゆる無差別殺人だ。
  5. その事実を知っていたら、こんなつまらない作為はしなかったのに。

「不作為」と「無作為」の違いは?

作為」を用いた語に「不作為」「無作為」があります。

不作為」は
法律で、あえて積極的な行為をしないこと

という意味です。

無作為」は
作為がないこと。偶然にまかせること。また、そのさま。(例:無作為に選び出す。)

という意味です。

不作為」と「無作為」の接頭語「」「」は、否定を表す働きをしますが、「」は「~しない」、「」は「~がない」という意味の違いがあります。

不作為」はあえて積極的な作為をしないこと、「無作為」は「作為」そのものがないことをいいます。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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