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「壮観」の意味と使い方や例文!「 圧巻」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
壮観

【読み方】
そうかん

【意味】
規模が大きくてすばらしい眺め。また、そのさま。

【語源・由来】
「壮」は「大きくて立派。」
「観」は「みる。くわしくみる。ながめる。かたち。すがた。ありさま。」

【類義語】
景観、美観、奇観、異観、偉観、スペクタクル

壮観(そうかん)の使い方

健太
山頂からの眺めは壮観だね。
ともこ
見渡す限りの雲海ね。
健太
がんばって朝早く起きた甲斐があったよ。
ともこ
これだから山登りはやめられないのよね。

壮観(そうかん)の例文

  1. 飛行機から見た隅田川の花火は壮観だった。
  2. 大物俳優がステージ上に並び立つさまは壮観だった。
  3. 晴天ならば、ここから壮観な眺めを見ることができるだろう。
  4. 雪が光を反射してキラキラ輝くさまは不思議に壮観な光景だった。
  5. 日本一星空がきれいな宿という宣伝文句の通り壮観だった。

「壮観」と「圧巻」の違いは?

壮観」に似ている語に「圧巻」があります。

圧巻」の「巻」は、昔の中国の官吏登用試験の答案のことで、最優等者のものをいちばん上にのせたところから、書物の中で最もすぐれた詩文や作中最もすぐれた部分をいいます。

転じて、全体の中で、最もすぐれた部分出色 (しゅっしょく) をいいます。(例:恋人との別離の場面は圧巻だ。)

壮観」は壮大で素晴らしい眺めをいいます。対して「圧巻」は全体の中の最もすぐれた部分をいうので意味が異なります。