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「詐取」の意味と使い方や例文!「横領」「窃取」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
詐取

【読み方】
さしゅ

【意味】
金品をだまして取ること

【語源・由来】
「詐」は「うそをいう。だます。」
「取」は「とる。つかみとる。手に入れる。」

【類義語】
搾取、ピンはね

詐取(さしゅ)の使い方

健太
先週火事があったでしょう?
ともこ
近所であったわね。
健太
保険金詐取目的の放火だったらしいよ。
ともこ
延焼した家の人にとっては迷惑な話よね。

詐取(さしゅ)の例文

  1. 100万円を詐取した疑いで逮捕された。
  2. ともこちゃんから商品を詐取する。
  3. 詐取された金は戻ってこなかった。
  4. 個人事業者を装い、持続化給付金を1000万円詐取した。
  5. 偽造免許証で、金融業者から200万円詐取した。

「詐取」と「横領」「窃取」の違いは?

詐取」に似ている語に「横領(おうりょう)」「窃取(せっしゅ)」があります。

「詐取」と「横領」の違いは?

横領」は、他人または公共の物を不法に自分の物とすることという意味です。

詐取」も「横領」も、不正に人のものを取ることをいいます。

しかし「詐取」は、だまし取ることをいいます。

対して「横領」は、だますことをいう「詐取」とは違い、自分が管理している他人の所有物にこっそり手を付け自分の物にすることをいいます。

「詐取」と「窃取」の違いは?

窃取」は、そっと盗み取ることをいいます。

詐取」も「窃取」も、不正をして金品を取ることをいいます。

しかし「詐取」は、だまして取る、「窃取」は、そっと盗み取るという違いがあります。