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「指図」の意味と使い方や例文!「指示」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
指図

【読み方】
さしず

【意味】
①指示してさせること。下知。指揮。命令。
②法律用語。
㋐証券上の記載によって、ある特定の人を権利者として指定すること。
㋑甲が乙から給付を受け丙に給付する場合、三者間の支払い関係を簡易にするため、甲(指図人)が乙(被指図人)に指図して丙(受取人)に給付させること。
③家の図面。設計図。見取り図。また、地図。
④見積もり。推定。

【語源・由来】
「指」は「さす。ゆびさす。さし示す。さしずする。。」
「図」は「はかる。考える。はかりごと。計画。」

【類義語】
注文、命令、指揮、指示

指図(さしず)の使い方

ともこ
私の指図通りに動いてね。
健太
指図通りに動いて、おかしいと感じたらどうすればいいの?
ともこ
その時は率直な意見を私にぶつけてちょうだい。
健太
了解!

指図(さしず)の例文

  1. プライドの高い健太くんは人の指図は絶対に受けない。
  2. それは彼の指図でやったことで、私の判断ではありません。
  3. 他人の君が、私にいちいち指図しないでくれ。
  4. 庭師に生け垣を刈るよう指図した。
  5. 何でも指図していたら、子供は自分で考えることができなくなるよ。

「指図」と「指示」の違いは?

指図」に似ている語に「指示(しじ)」があります。

指示」は、
①物事をそれとさししめすこと。
②さしずすること。命令。

という意味です。

指図」も「指示」も、仕事などの段取りを言いつけることをいいます。

しかし「指図」は、日常的な事柄に対して使うことが多く、人に言いつけて、ある事をさせる意味合いが強いです。

対して「指示」は、事務的、職務的な事柄に対して使われることが多いです。

また「指示」には、指し示すという意味がありますが、「指図」にその意味はありません。

さらに「指図」には、法律用語の意味、図面、見積りという意味がありますが、「指示」にその意味はありません。