「昨今」の意味と使い方や例文！「近年」「最近」との違いは？（類義語）

【二字熟語】
昨今

【読み方】
さっこん

【意味】
きのうきょう。この頃。

【語源・由来】
昨日と今日という意味から。

【類義語】
近ごろ、今どき、この頃、今節、当世、目下

昨今（さっこん）の使い方

あのイケメン俳優をテレビで見かけないわね。

昨今では、表舞台に立たないで裏方の仕事をしているようだよ。

あんなにイケメンなのにもったいないわね。

また表舞台に戻ってくると良いね。

昨今（さっこん）の例文

1. 昨今の気温上昇には辟易している。
2. 世間に認められるようになったのは昨今のことです。
3. 治安が悪化している昨今、どの親も子を守るために神経をとがらせている。
4. 昨今の若い社員は、すぐに、それパワハラですよと言ってくる。
5. 昨今は客足もさびしい。

「昨今」と「近年」や「最近」の違いは？

「昨今」と似た言葉に「近年」や「最近」があります。

「近年」は最近の数年。この年頃。近ごろ。

「最近」は
①基準とする時日・位置に最も近いこと。
②近ごろ。近来。

という意味です。

【三語の違い】

「昨今」・・・「昨日今日というようなごく最近のこと」
「近年」・・・「数年前から現在までのこと」
「最近」・・・「現在ととらえていいほど近い過去」

また、「昨今」や「近年」はかたい言い回しなので、ビジネスの場面やニュースで使われます。

「最近」は一番くだけた言葉なので、一般的に普段の会話で使われます。

さらに、「最近」だけは期間を表すだけではなく、少し前のある時を表す使い方もあります。（例：つい最近、実家に帰ったんだ。）