【二字熟語】
清純
【読み方】
せいじゅん
【意味】
清らかで素直なこと。世の中のけがれにそまっていないこと。また、そのさま。
【語源・由来】
「清」は「けがれがなくさっぱりしている。すがすがしい。」
「純」は「まじりけがない。」
【類義語】
清潔、潔浄
【対義語】
妖艶、不倫
清純(せいじゅん)の使い方
この女優は、清純な役が多かったから悪役は初めてだよね。
清純なイメージを壊して、演技の幅を広げたいのかしらね。
元々演技はへたじゃないから楽しみだね。
演技派女優になると良いわね。
清純(せいじゅん)の例文
- ともこちゃんは、清純派のアイドルとして人気がある。
- あの女子校は清純な学生ばかりです。
- 清純無垢な女性に育ってほしい。
- 白いワンピースが、彼女の清純さを際立たせていた。
- 清純派女優の代表格だった彼女も、孫が生まれておばあちゃんか。
「清純」と「清楚」「純粋」の違いは?
「清純」似ている語に「清楚(せいそ)」「純粋(じゅんすい)」があります。
「清純」と「清楚」の違い
「清楚」は、飾りけがなく、清らかなこと。また、そのさま。
という意味です。
「清純」も「清楚」も清らかなことをいいます。
「清純」も「清楚」も同じような意味で使われますが、「清純」の「純」は、まじりけがないことをいい、「清楚」の「楚」は、すっきりとしたさまをいう点が違います。
「清純」と「純粋」の違い
「純粋」は、
1 まじりけのないこと。雑多なものがまじっていないこと。また、そのさま。
2 邪念や私欲のないこと。気持ちに打算や掛け引きのないこと。また、そのさま。
3 そのことだけをいちずに行うこと。ひたむきなこと。また、そのさま。
4 哲学で、外的、偶然的なものを含まず、それ自体の内的な普遍性・必然性をさす。
5 学問で、応用を考えず理論だけを追究する分野。純粋数学・純粋法学など。
という意味です。
「清純」と「純粋」は、ともに「純」という字があるため、まじりけがないという意味が共通しています。
しかし、「清純」は、世俗にまみれていない清らかさをいう語ですが、「純粋」は、邪念や私欲がないことをいう点が違います。
また、「純粋」には、「学問に対する純粋な情熱」のように、ひたむきなことをいう意味や学問・哲学用語の意味が含まれる点が「清純」とは違います。