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「精魂」の意味と使い方や例文!「精魂尽きる」は間違い?「精根」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
精魂

【読み方】
せいこん

【意味】
①たましい。精神。
②精霊。

【語源・由来】
「精」は「心身の力。元気。精力。」
「魂」は「こころ。」

【類義語】
懸命、必死、一心、一心不乱、夢中、躍起、死に物狂い、粉骨砕身、一意専心、精一杯、力一杯、鋭意

精魂(せいこん)の使い方

ともこ
精魂込めて育てた花が全部おられてる。
健太
誰が犯人だろうね。
ともこ
絶対に犯人を捕まえてこらしめてやるわ。
健太
ともこちゃんの花壇を狙うなんて、犯人は勇気があるなあ。

精魂(せいこん)の例文

  1. 精魂を注いだ作品です。
  2. 精魂込めて作った酒ばかりです。
  3. 研究に精魂を傾ける。
  4. 農家の人が精魂込めて作った野菜です。
  5. 新薬の開発に精魂を注いだ。

「精魂尽きる」は間違い!正しくは「精根尽きる」

精魂」を用いた「精魂尽きる」という語を見かけることがありますが、これは間違いです。

正しくは「精根尽きる」です。

精魂」は精神とたましいという意味なので、尽きると死んでしまいます。「尽きる」をつけて用いるのは精神力と体力という意味の「精根」です。

「精魂」と「精根」の違いは?

精魂」に似ている語に「精根」があります。

精根」とは

精力と気力。物事を成し遂げようと集中した体力と精神力。(例:精根尽き果てる。)

という意味です。

精魂」は、「たましい。精神。」という意味です。対して「精根」は、「物事を成し遂げようと集中した体力と精神力」という意味なので異なります。