【二字熟語】
羨望
【読み方】
せんぼう
【意味】
うらやましく思うこと。
【語源・由来】
「羨」は「うらやむ・うらやましい」という意味。「望」は「のぞむ。ねがう。」という意味。このことから「羨望」は「うらやましく思う。」という意味。
【類義語】
羨む、うらやましがる、憧れ、妬む、嫉む、やっかむ
羨望(せんぼう)の使い方
健太くんの家は豪邸だから、遊びに行くたびに羨望を感じるわ。
ともこちゃんの家だって素敵じゃない。
健太くんの家に比べればウサギ小屋よ。
そんなことないと思うけどな。
羨望(せんぼう)の例文
- 羨望をこめて眺めた。
- 健太くんの出世話を聞いて羨望の念を抱いた。
- ともこちゃんの持って生まれた才能は羨望の的となった。
- 数億円の絵を現金払いで購入した健太くんは、人々の羨望を集めていた。
- 美しいともこちゃんに女性陣は羨望のまなざしを送っていた。
「羨望」と「嫉妬」や「憧れ」の違いは?
「羨望」に似た言葉に「嫉妬」と「憧れ」があります。
「嫉妬」は「自分よりすぐれたものをねたみそねむこと。」「自分の愛する者の愛情が他に向くのをうらみ憎むこと。また、その感情。悋気(りんき)。やきもち。」
「憧れ」は「あこがれること。憧憬(しょうけい)。」という意味です。
「羨望」「嫉妬」ともに「うらやましい」という気持ちが共通していますが、「憧れ」はうらやましいという気持ちがないという違いがあります。
「羨望」と「嫉妬」の違いは、
「羨望」は「うらやみ、自分もそうなりたいと願う」
「嫉妬」は「うらやみ、ねたみそねむこと」
「羨望」は「憧れ」の意味に近く、自分もそうなりたいという前向きな感情を含みます。「嫉妬」はうらやましくてねたましいという後ろ向きな感情や「やきもち」という意味があるところが違います。