【二字熟語】
鮮烈
【読み方】
せんれつ
【意味】
あざやかではっきりしているさま。
【語源・由来】
「鮮」は「あざやか。はっきりしている。」
「烈」は「はげしい。勢いが強い。きびしい。」
【類義語】
歴然、截然、明白、明瞭
【対義語】
漠然、朧気、茫漠
鮮烈(せんれつ)の使い方
健太くん。鮮烈なデビュー戦だったわね。
三点も決めることができるとは思わなかったよ。
神がかっていたわよね。
チームメイトの的確なパスのおかげだよ。
鮮烈(せんれつ)の例文
- あの時の記憶が鮮烈によみがえる。
- それは鮮烈な色彩で描かれた絵だった。
- ともこちゃんの演奏は鮮烈だった。
- 健太くんの演技は観客に鮮烈な印象を与えた。
- その光景は鮮烈に記憶に残り、今でもはっきり思い出すことができる。
「鮮烈」と「鮮明」「強烈」の違いは?
「鮮烈」に似ている語に「鮮明」と「強烈」があります。
「鮮烈」と「鮮明」の違い
「鮮明」は「あざやかではっきりしているさま。」(例:鮮明な印象。態度を鮮明にする。旗幟 (きし) 鮮明。)
という意味です。
「鮮明」と「鮮烈」は「はっきりしているさま」という意味が共通しています。
「鮮明」には「立場を鮮明にする。」のように、「はっきりしていて、他とまぎれないこと。」という意味がある点が「鮮烈」と異なります。
また、「鮮烈」は「はげしい。勢いが強い。きびしい。」という意味の「烈」があることから、「強烈な」という意味合いが強いです。
「鮮烈」と「強烈」の違い
「強烈」は「力・作用・刺激が強く激しいこと。また、そのさま。」という意味です。
「鮮烈」には「強烈な」という意味合いが含まれるため、「強烈」に通じる部分があります。
しかし、「鮮烈」は色や形などに対して使われ、あざやかなことをいうのに対して、「強烈」は力・刺激・作用に関して使われ、強く激しいことをいう語なので意味が異なります。