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「赤心」の意味と使い方や例文!「赤心を推して人の腹中に置く」とは?(語源由来・類義語・対義語)

【二字熟語】
赤心

【読み方】
せきしん

【意味】
嘘いつわりのない、ありのままの心。丹心。まごころ。

【語源・由来】
「後漢書」光武紀上にある「赤心を推して人の腹中に置く」より。

【類義語】
丹心、真心

【対義語】
邪心

赤心(せきしん)の使い方

健太
人に信用されるにはどうすればいいのかな。
ともこ
赤心を示せばいいのよ。
健太
心を体から取り出して見せることができたらいいのにな。
ともこ
取り出し不可能だから、態度で示すしかないわね。

赤心(せきしん)の例文

  1. ご本人の意思がございませんと、赤心を以て言上してもむだでございましょう。
  2. 誠意や赤心というアイマイなものは、売買の規準にはならないものだ。(坂口安吾、街はふるさと)
  3. 赤心をこめて行えば、何事も価値や意味が生じるものです。
  4. 家臣の赤心からの願いを聞き入れる。
  5. 汚れなき赤心をもって上司に仕える。

「赤心を推して人の腹中に置く」とは?

赤心」を用いた表現の一つに「赤心を推して人の腹中に置く(せきしんをおしてひとのふくちゅうにおく)」があります。

赤心を推して人の腹中に置く」とは、「まごころをもって人に接し、少しもへだてをおかないこと。また、ひとをしんじてうたがわないこと。」という意味です。

【例文】

  1. どんな人に対しても壁を作らず、赤心を推して他人の腹中に置くというような話しぶりで人々に心服された。
  2. ともこちゃんは天真爛漫で、赤心を推して他人の腹中に置く