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「鮮烈」の意味と使い方や例文!「鮮明」「強烈」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
鮮烈

【読み方】
せんれつ

【意味】
あざやかではっきりしているさま。

【語源・由来】
「鮮」は「あざやか。はっきりしている。」
「烈」は「はげしい。勢いが強い。きびしい。」

【類義語】
歴然、截然、明白、明瞭

【対義語】
漠然、朧気、茫漠

鮮烈(せんれつ)の使い方

ともこ
健太くん。鮮烈なデビュー戦だったわね。
健太
三点も決めることができるとは思わなかったよ。
ともこ
神がかっていたわよね。
健太
チームメイトの的確なパスのおかげだよ。

鮮烈(せんれつ)の例文

  1. あの時の記憶が鮮烈によみがえる。
  2. それは鮮烈な色彩で描かれた絵だった。
  3. ともこちゃんの演奏は鮮烈だった。
  4. 健太くんの演技は観客に鮮烈な印象を与えた。
  5. その光景は鮮烈に記憶に残り、今でもはっきり思い出すことができる。

「鮮烈」と「鮮明」「強烈」の違いは?

鮮烈」に似ている語に「鮮明」と「強烈」があります。

「鮮烈」と「鮮明」の違い

鮮明」は「あざやかではっきりしているさま。」(例:鮮明な印象。態度を鮮明にする。旗幟 (きし) 鮮明。)

という意味です。

鮮明鮮烈」は「はっきりしているさま」という意味が共通しています。

鮮明」には「立場を鮮明にする。」のように、「はっきりしていて、他とまぎれないこと。」という意味がある点が「鮮烈」と異なります。

また、「鮮烈」は「はげしい。勢いが強い。きびしい。」という意味の「」があることから、「強烈な」という意味合いが強いです。

「鮮烈」と「強烈」の違い

強烈」は「力・作用・刺激が強く激しいこと。また、そのさま。」という意味です。

鮮烈」には「強烈な」という意味合いが含まれるため、「強烈」に通じる部分があります。

しかし、「鮮烈」は色や形などに対して使われ、あざやかなことをいうのに対して、「強烈」は力・刺激・作用に関して使われ、強く激しいことをいう語なので意味が異なります。