「二字熟語の百科事典」が書籍化されました!詳細はコチラ

「穿鑿」の意味と使い方や例文!「詮索」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
穿鑿

【読み方】
せんさく

【意味】
①穴をうがち掘ること。
②細かなところまで根ほり葉ほりたずねること。また、むやみに憶測してとやかく言うこと。
③綿密にどこまでも調査すること。
④事の次第。なりゆき。

【語源・由来】
「穿」は「穴をあけて通す。うがつ。」
「鑿」は「穴を掘る。うがつ。」

【類義語】
詮索

穿鑿(せんさく)の使い方

健太
ともこちゃん。何してるの?あっ。今何か隠したよね。
ともこ
余計な穿鑿はしない方がいいわよ。
健太
知ってしまうと危険な事?
ともこ
そうよ。知らない方が良いことって世の中にはたくさんあるのよ。

穿鑿(せんさく)の例文

  1. ともこちゃんは、本当に穿鑿好きな困ったちゃんだなあ。
  2. 余計な穿鑿をするのはやめてほしい。
  3. 週刊誌の記者は、他人の生活をあれこれ穿鑿するのが仕事です。
  4. 僕の過去を穿鑿されると困るんだ。
  5. 健太くんは、重要参考人として穿鑿所で取り調べを受けています。

「穿鑿」と「詮索」の違いは?

穿鑿」と同じ読み方の語に「詮索」があります。

詮索」は、細かい点まで調べ求めること。たずねさがすことをいいます。

穿鑿」も「詮索」も、細かい点まで調べ求めることをいいます。

しかし「詮索」には、穴を開けるという意味がない点が違います。

ABOUT US
北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



error: 右クリックはできません。