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「煩瑣」の意味と使い方や例文!「煩雑」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
煩瑣

【読み方】
はんさ

【意味】
こまごまとしてわずらわしいこと。また、そのさま。

【語源・由来】
「煩」は「事が多くてうるさい。わずらわしい。」
「瑣」は「小さい。細かい。取るに足りない。」

【類義語】
煩雑、複雑、面倒、厄介

【対義語】
簡易、簡単

煩瑣(はんさ)の使い方

健太
茶道って煩瑣じゃないの?
ともこ
茶道の作法には一つ一つに意味があるのよ。それを知ったら煩瑣じゃなくなるわ。
健太
くいっと飲みたいじゃないか。
ともこ
くいっと飲むだけだとその瞬間はリラックスできるけど、茶道のように心が整うほどの効果は得られないのよ。

煩瑣(はんさ)の例文

  1. 煩瑣な手続きを要する。
  2. 離婚は煩瑣なことが山ほどある。
  3. 全て記載すると煩瑣になるので、ここでは一部にしておく。
  4. 田舎特有の煩瑣なトラブルが嫌で都会に越してきた。
  5. ハンコが無くなり、煩瑣な手続きから解放された。

「煩瑣」と「煩雑」の違いは?

煩瑣」と似ている語に「煩雑(はんざつ)」があります。

煩雑(はんざつ)」は「こみいっていてわずらわしいこと。また、そのさま。」をいいます。

煩瑣」と「煩雑」は、わずらわしいという意味が同じです。

違いは、「」と「」です。

」は「小さい。細かい。取るに足りない。」ことをいいます。対して「」は、「入りまじる。まとまりがない。」ことをいいます。

なので、「煩瑣」はこまごまとしてという意味で使われ、「煩雑」は、こみいっていてという意味で使われる点が違います。

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