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「世俗」の意味と使い方や例文!「世俗にまみれる」とは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
世俗

【読み方】
せぞく

【意味】
①俗世間。また、俗世間の人。
②世の中の風俗・習慣。世のならわし。

【語源・由来】
「世」は「よ。よのなか。」
「俗」は「世の中。世間。」

【類義語】
通俗、卑近、俗世間、俗界

【対義語】
神聖

世俗(せぞく)の使い方

健太
兄さんが世俗の煩わしさから解放されたいって、出家したんだ。
ともこ
今の世の中、出家しても人間同士の煩わしさがありそうだけどね。
健太
どこに行っても人間同士の醜い争いがあるよね。
ともこ
ちょっとでも心穏やかにすごせる時間が増えるなら、出家しても良いんじゃないかしら。

世俗(せぞく)の例文

  1. 金儲けなど世俗的なことには関心が無いんだ。
  2. 世俗との交渉を断って修行生活をする。
  3. 世俗的に言えば、成功の部類に入るだろうが、僕個人は納得していない。
  4. 彼は神聖な宗教家と称しているが、世俗の権力を欲している。
  5. 過去に罪を犯した私は、世俗的な幸せを願ってはいけないのだろうか。

「世俗にまみれる」とは?

世俗」を用いた表現の一つに「世俗にまみれる」があります。

世俗にまみれる」の「まみれる」とは、「塗れる」と書き、
①泥・汗などが一面にくっついて汚れる。
②問題を多く抱えて困った状態である。

という意味です。

世俗にまみれる」とは、煩悩にとらわれた生き方をすること、世俗的な生き方をすることをいいます。

【例文】

  1. 深窓の令嬢であるともこちゃんが、世俗にまみれて金儲けの話をする日が来るとは思わなかったよ。
  2. 世の中の汚い部分を見ずに育ったが、これからは世俗にまみれて生きていく。