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「碩学」の意味と使い方や例文!「博学」「顕学」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
碩学

【読み方】
せきがく

【意味】
学問のひろく深い人。大学者。碩儒。

【語源・由来】
「碩」は「大きくてすぐれている。」
「学」は「学問をする人。学者。」
「後漢書」儒林伝・論より。

【類義語】
大学者、碩儒、博学、顕学

【対義語】
浅学

碩学(せきがく)の使い方

健太
ともこちゃんは碩学だよね。
ともこ
そうでもないわよ。
健太
みんなに歩くGoogleって呼ばれているのを知ってる?
ともこ
喜んでいいのかどうなのかわからないあだ名ね。

碩学(せきがく)の例文

  1. ともこちゃんは、碩学として知られています。
  2. 健太くんは、稀代の碩学で有能な人物だ。
  3. この大学には碩学大儒が大勢いる。
  4. 異例の出世を遂げた彼は、余程の碩学だったのでしょう。
  5. 当代一の碩学を講師として招いた。

「碩学」と「博学」「顕学」の違いは?

碩学」に似ている語に「博学(はくがく)」「顕学(けんがく)」があります。

「碩学」と「博学」の違いは?

博学」は、ひろく種々の学問に通じていること。

という意味です。

碩学」は、学問の広く深い人のことをいうので、「博学」と「碩学」は同じ意味です。

しかし、広くすぐれた知識を持つ人を「博学な人」、「博学者」といいますが、「碩学」には、「」という意味があるため、「碩学者」という言葉がない点が違います。

「碩学」と「顕学」の違いは?

顕学」は、世に名の高い学問、学派。勢力のある学問、学派。また、有名な学者。

という意味です。

碩学」は、修めた学問が広く深いことを意味します。

対して「顕学」は、世に名高い学問をいう語なので意味が違います。