【二字熟語】
釈明
【読み方】
しゃくめい
【意味】
自分の立場や考えを説明して、誤解や非難を解き、理解を求めること。
【語源・由来】
「釈」は「わかりにくい事柄や文章を解きほぐして述べる。」
「明」は「あきらかにする。」
【類義語】
弁解、言い訳、弁明
【対義語】
黙秘
釈明(しゃくめい)の使い方
釈明(しゃくめい)の例文
- 健太くんには、特別に釈明権を与えよう。
- 首謀者とされるともこちゃんに釈明を求めました。
- 健太くんは、疑惑について釈明会見を開きました。
- その件で大臣は釈明に追われています。
- ともこちゃんの釈明を聞き、許すほかないと思った。
「釈明」と「弁明」「弁解」「言い訳」の違いは?
「釈明」に似ている語に「弁明(べんめい)」「弁解(べんかい)」「言い訳(いいわけ)」があります。
「釈明」と「弁明」の違いは?
「弁明」
1 事情などを説明してはっきりさせること。
2 他人の非難などに対して、言い開きをすること。
という意味です。
「釈明」も「弁明」も、都合の悪いことや過失などをとりつくろうために説明することをいいます。
しかし「釈明」は、自分の正当性を客観的に説明し、相手に了解を求めるために行うものをいいます。
対して「弁明」は、相手の自分への誤解を解くことに重きを置いた意味で使われます。
「釈明」と「弁解」の違いは?
「弁解」は、「言い訳をすること。言いひらき。」という意味です。
「釈明」も「弁解」も、都合の悪いことや過失などをとりつくろうための説明をすることをいいます。
しかし「釈明」は、相手の誤解や非難に対して、自分の正当性を明確にする客観的説明を行うことをいい、相手に了解を求めるためにするものです。
対して「弁解」は、それにはやむをえない理由があって失敗したという意味で、自分のミスを正当化するために説明することをいいます。
「釈明」と「言い訳」の違いは?
「言い訳」は、
①そうせざるをえなかった事情を説明して、了解を求めること。弁解。弁明。
②(言い分け)言葉を別々の意味に分けて使うこと。
③物事の筋道を説明すること。解説。
④過失・罪などをわびること。謝罪。
という意味です。
「釈明」も「言い訳」も、都合の悪いことや過失などをとりつくろうための説明をすることをいいます。
しかし「釈明」は、相手の誤解や非難に対して、自分の正当性を明確にするための客観的説明をすることをいい、相手に了解を求めるために行うものです。
対して「言い訳」は、それにはやむをえない理由があって失敗したという意味で、自分のミスを正当化するために説明することをいいます。「弁解」と似ている意味ですが、「弁解」よりもくだけた言葉です。