姉妹サイト「ことわざ・慣用句の百科事典」はこちら

「兆候」の意味と使い方や例文!「前兆」「予兆」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
兆候

「徴候」とも書く。

【読み方】
ちょうこう

【意味】
物事の起こる前ぶれ。きざし。前兆。

【語源・由来】
「兆」は「きざし。」
「候」は「物事の表面に現れるようす。きざし。」

【類義語】
兆し、前兆、予兆

兆候(ちょうこう)の使い方

ともこ
最近、小さな地震が多いわね。
健太
大きな地震の兆候じゃないかって言われているよ。
ともこ
怖いわね。
健太
何があってもいいように備えておいた方がよさそうだね。

兆候(ちょうこう)の例文

  1. 腸チフスの兆候がある。
  2. 景気回復の兆候がある。
  3. インフルエンザの流行の兆候がみられる。
  4. バブル経済の崩壊の兆候が出ている。
  5. 悪寒は風邪の兆候だ。

「兆候」と「前兆」「予兆」の違いは?

兆候」に似ている語に「前兆(ぜんちょう)」「予兆(よちょう)」があります。

「兆候」と「前兆」の違いは?

前兆」は、「何かが起こる前に現れるしるし。まえぶれ。きざし。」という意味です。

前兆」も「兆候」も、何かが起こることを予感させる現象をいいます。

兆候」は、すでに起こり始めたできごとの一部が、ある現象として現れていることをいいます。

対して「前兆」は、何かが起こる前に、それが起こるとわかるような別の現象が現れることをいいます。

また、「兆候」は、なんとなく感じとれることや具体的な現象に対して使われますが、「前兆」は、主に、具体的な現象に対して使われます。

「兆候」と「予兆」の違いは?

予兆」は、「前触れ。前兆。きざし。特に、未来の事象を示すものとしての、天体・天候・動物・植物などの自然現象に現れる変化。」という意味です。

兆候」も「予兆」も、何かが起こることを予感させる現象をいいます。

兆候」は、すでに起こり始めたできごとの一部が、ある現象として現れていることをいいます。

対して「予兆」は「前兆」と同じで、何かが起こる前にそれが起こるとわかるような別の現象が現れることをいいます。

また、「兆候」は、なんとなく感じとれるものやそれと指摘できる具体的な現象に対して使われますが、「予兆」は、主に具体的な現象に対して使われます。

【スポンサーリンク】