【二字熟語】
思慕
【読み方】
しぼ
【意味】
恋しく懐かしく思うこと。
【語源・由来】
思い慕う意。
【類義語】
慕情、敬慕、恋慕
思慕(しぼ)の使い方
ともこちゃん。泣きそうな顔をしてどうしたの?
お母さんに似た人を見かけて、お母さんへの思慕で胸がいっぱいになったの。
亡くなったばかりだもんね。
でも泣いたらお母さんが心配するから泣かない!
思慕(しぼ)の例文
- 彼女への思慕の念が日に日に募りました。
- 故郷で離れて暮らす母への思慕を歌にしました。
- うしなわれた人に思慕の念を抱く。
- 思慕の念が募って、強く会いたいと思う。
- 彼は、もう会えない人への思慕の情に堪えかねて苦しんでいる。
「思慕」と「恋慕」との違いは?
「思慕」に似ている語に「恋慕(れんぼ)」があります。
「恋慕」とは、
①恋い慕うこと。
②尺八曲「鈴慕 (れいぼ) 」の異称。
という意味です。
「思慕」も「恋慕」も、慕うことをいいます。
しかし「思慕」は、昔を振り返ってなつかしいと思ったり、亡くなった人を恋しく思う意味で使われます。
対して「恋慕」は、異性間の恋心をいう言葉です。