「二字熟語の百科事典」が書籍化されました!詳細はコチラ

「時雨」の意味と使い方や例文!いつの季節の季語?(類義語)

【二字熟語】
時雨

【読み方】
しぐれ

【意味】
①秋の末から冬の初めにかけて、ぱらぱらと通り雨のように降る雨。
②「時雨煮」の略。
③涙ぐむこと。涙を落とすこと。また、その涙。

【語源・由来】
「過ぐる」から出た語で、通り雨の意。

【類義語】
俄か雨、通り雨、夕立、驟雨、村雨、スコール

時雨(しぐれ)の使い方

ともこ
健太くん。時雨羹があるわよ。食べる?
健太
時雨羹って何?おいしいの?
ともこ
おいしいわよ。小豆餡をそぼろにして蒸して製したお菓子のことよ。
健太
食べる。食べる。甘いものは大好物だよ。

時雨(しぐれ)の例文

  1. 時雨猿も小蓑をほしげなり(芭蕉「猿蓑」)
  2. 10月は神無月と呼ぶこともあるが、時雨月ともいう。
  3. 降ったりやんだりの春時雨なので、今降っていなくても傘は持っていくように。
  4. 今日は一日中雪時雨で寒かった。
  5. 時雨心地だから、あそこの図書館に入って様子を見よう。

いつの季節の季語?

時雨」は、秋の初めから冬の初め頃に、降ったりやんだりする雨のことをいいます。

時雨」は、冬の季語として使われます。
ABOUT US
北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



error: 右クリックはできません。