読み方で悩みやすい漢字の一つに、「施工」があります。
Q「施工」、あなたはこの二字熟語を何と読みますか?
次の3択から選んでみて下さい。
- 「しこう」
- 「せこう」
- 「しこう」と「せこう」両方とも
このページでは、悩みやすい「施工」の読み方や意味について詳しく解説していきます。
「施工」の読み方は、「しこう」?「せこう」?
施工の正しい読み方は、「しこう」「せこう」どちらなのでしょうか。どちらも聞いたことがあるかもしれませんね。
「施」の音読みには「シ」「セ」があるので、どちらも読めそうです。
現在では、施工の読み方として「しこう」「せこう」のどちらを使っても間違いではありません。つまり、どちらも正しい読み方ということになります。
正解は、③の「しこう」と「せこう」の両方です。
ただし、「せこう」は施工の慣用読みです。施工の本来の読み方は「しこう」でしたが、「せこう」と読む人が多くなり一般化したために、現在では「せこう」も正しい読み方となったものです。
施工を「せこう」と読むことが多いのは、法令の効力を発生させる意味の施行(しこう、せこう)と区別するためとされます。
広辞苑には「しこう」「せこう」の両方の項目があり、意味もほぼ同じように解説されています。新明解国語辞典も同様の記載です。
施工の読み方としては、「しこう」「せこう」ともに一般的に使われているということになりますね。
「施工」の意味は、「しこう」も「せこう」も同じ
施工の意味は「工事を実施すること」です。
「施」には「おこなう」「ほどこす」の意味があります。
一方、「工」にも「物をつくる」の意味があります。
施工を用いた例文には「工事の施工が完了した」「地元の施工業者に発注した」があります。
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まとめ
- 施工の読み方は、「しこう」「せこう」のどちらも正しい。
- 本来の読み方は「しこう」だった。
- 施工の慣用読み「せこう」も正しい読み方になっている。
- 施工は「工事を実施すること」を意味する。