読み方で悩みやすい漢字の一つに、「老舗」があります。
Q「老舗」、あなたはこの二字熟語を何と読みますか?
次の3択から選んでみて下さい。
老舗の読み方
- 「しにせ」
- 「ろうほ」
- 「しにせ」と「ろうほ」両方とも
このページでは、悩みやすい「老舗」の読み方や意味について詳しく解説していきます。
「老舗」の読み方は、「しにせ」?「ろうほ」?
老舗の正しい読み方は、「しにせ」「ろうほ」どちらなのでしょうか。どちらも聞いたことがあるかもしれませんね。
「老」の音読みには「ロウ」、訓読みには「お(いる)」「ふ(ける)」があります。また、「舗」の音読みには「ホ」「フ」、訓読みには「みせ」「し(く)」があります。
老舗の読み方は「しにせ」「ろうほ」のどちらを使っても間違いではありません。つまり、どちらも正しい読み方ということになります。
正解は、③の「しにせ」と「ろうほ」の両方です。
広辞苑には「しにせ」「ろうほ」の両方の項目があります。
「老」や「舗」には「し」や「にせ」の読み方はありません。広辞苑の「しにせ」の項目には「動詞『仕似せる』から」とあります。一方、新明解国語辞典(第四版)には「為似せ」の表記があります。
老舗は「しにせ」を読む場合と「ろうほ」と読む場合では少し意味が違ってきます。
「老舗」の意味は、「しにせ」と「ろうほ」で違う!
「老」には「年をとる」「経験をつむ」などの意味があります。一方、「舗」には「みせ」「しく」の意味があります。
老舗(しにせ)の意味は「先祖代々の業を守り継ぐこと」「先祖代々の事業を守って繁盛している店」です。
一方、老舗(ろうほ)の意味は「代々続いた店」です。
老舗を用いた例文には「老舗の味」「老舗の伝統を守り伝える」があります。
まとめ
- 老舗の読み方は、「しにせ」「ろうほ」のどちらも正しい。
- 老舗は「先祖代々の業を守り継ぐこと」「先祖代々の事業を守って繁盛している店」を意味する。