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東雲の読み方!「しののめ」と「とううん」正しいのは?

読み方で悩みやすい漢字の一つに、「東雲」があります。

問題

Q「東雲」、あなたはこの二字熟語を何と読みますか?

次の3択から選んでみて下さい。

東雲の読み方
  1. 「しののめ」
  2. 「とううん」
  3. 「しののめ」と「とううん」両方とも

 

このページでは、悩みやすい「東雲」の読み方や意味について詳しく解説していきます。

「東雲」の読み方は、「しののめ」?「とううん」?

読み方

 

東雲の正しい読み方は、「しののめ」「とううん」どちらなのでしょうか。どちらも聞いたことがあるかもしれませんね。

「東」の音読みには「トウ」、訓読み「ひがし」「あずま」があります。また、「雲」の音読みには「ウン」、訓読みには「くも」があります。

東雲の読み方は「しののめ」「とううん」のどちらを使っても間違いではありません。つまり、どちらも正しい読み方ということになります。

正解は、③の「しののめ」と「とううん」の両方です。

だたし、「東」や「雲」には「しの」や「め」の読み方はありません。「しののめ」は、篠竹を用いた明り取りの粗い網目が「篠の目」と呼ばれたことに由来する言葉とされます。

広辞苑には「しののめ」「とううん」の両方の項目がありますが、意味は少し違っています。

「東雲」の意味は、「しののめ」と「とううん」で違う!

意味

「東」には「ひがし」「はる」「東方の国」などの意味があります。一方、「雲」には「くも」「身分の高いさま」「そら」などの意味があります。

東雲(しののめ)の意味は「明け方の雅語的表現」「東の空が少し明るくなる頃」「明け方の東の空の雲」です。

一方、東雲(とううん)の意味は「東方の雲」「明け方」です。

東雲を用いた例文には「東雲の時分に目が覚める」「美しい東雲が見える」があります。

【関連記事】
「東雲」の意味と使い方や例文!「暁」「曙」との違いは?(語源由来・類義語・対義語)

まとめ

まとめ
  • 東雲の読み方は、「しののめ」「とううん」のどちらも正しい。
  • 東雲(しののめ)は「明け方の雅語的表現」を意味する。
  • 東雲(とううん)は「明け方の東の雲」を意味する。