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「侵食」の意味と使い方や例文!「浸食」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
侵食

「侵蝕」とも書く。

【読み方】
しんしょく

【意味】
①他の領域をしだいにおかし、損なうこと。
②「浸食」に同じ。流水・雨水・海水・風・氷河などが地表の岩石や土壌を削り取ること。また、その作用。

【語源・由来】
「侵」は「他人の領分に無断で入り込む。おかす。」
「食」は「くいこむ。欠ける。」

【類義語】
風化

【対義語】
堆積

侵食(しんしょく)の使い方

健太
川の流れで岸が侵食され始めたからコンクリートで護岸するんだって。
ともこ
あら。いいじゃないの。
健太
良くないよ。水草が無くなって、ホタルとか生き物がいなくなるんだよ。
ともこ
それは困る。

侵食(しんしょく)の例文

  1. 他人の領分を侵食する。
  2. 隣国の領土を侵食する。
  3. 酸が金属を侵食する。
  4. 波に侵食されてできた自然の造形です。
  5. 国境線を侵食する。

「侵食」と「浸食」の違いは?

侵食」に似ている語に「浸食」があります。

浸食」は「流水・雨水・海水・風・氷河などが地表の岩石や土壌を削り取ること。また、その作用。」という意味です。

侵食」と「浸食」は「水などが岩石や土壌を削り取ること」という意味は同じです。

しかし、「領土を侵食する。」というように、「侵食」の「他の領域をしだいにおかし、損なうこと。」という意味が「浸食」にはない点が異なります。