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「櫛比」の意味と使い方や例文!「鱗次櫛比」とは?

【二字熟語】
櫛比

【読み方】
しっぴ

【意味】
櫛 (くし) の歯のように、すきまなく並んでいること。

【語源・由来】
櫛の歯の意。

櫛比(しっぴ)の使い方

ともこ
ここは茶町と言って、お茶屋さんが櫛比している町よ。
健太
町がお茶のにおいだね。
ともこ
お茶の中を泳いでいるみたいな気分になるわね。
健太
行けども行けどもお茶屋さんばかりですごい町だね。

櫛比(しっぴ)の例文

  1. 両側に個人商店が櫛比しているが、多くはシャッターが閉まっています。
  2. この辺りは豪邸が櫛比している閑静な住宅街です。
  3. 昔は何もなかったのに、今では高層ビルが櫛比する大都会だ。
  4. 展望台からは、はるか遠くまで住宅が櫛比するのがさまが見えた。
  5. 宿場町には、いろんな店が櫛比していた。

「鱗次櫛比」とは?

櫛比」を用いた表現の一つに「鱗次櫛比(りんじしっぴ)」があります。

鱗次櫛比」とは、うろこや櫛の歯のように、順番に整然と並ぶことをいいます。

「次」「比」はともに並ぶという意味です。

【例文】
・電車が来るのを鱗次櫛比して待つ日本人は偉いと外国生まれの友人に褒められました。
鱗次櫛比してOPENの時間まで待ちます。
・表参道では鱗次櫛比している人たちをよく見かけるが、何の行列なのだろう。