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「斜陽」の意味と使い方や例文!「斜陽産業」とは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
斜陽

【読み方】
しゃよう

【意味】
①西に傾いた太陽。また、斜めにさす夕日の光。
②比喩的に、時勢の変化で没落しかかること。

【語源・由来】
元々は「夕日」の意の古風な表現だったが、後に衰退を見せるものの意にも用いられるようになった。

【類義語】
(夕日の意)
落陽、落日、入日
(没落の意)
衰退

【対義語】
隆盛、安泰

「斜陽産業」とは?

斜陽」を用いた語でニュースでよく耳にするのは「斜陽産業」だと思います。

斜陽産業」とは「需要が傾向的に減少している産業」のことをいいます。

かつては石炭産業が隆盛を誇っていましたが、エネルギー革命の進展によって斜陽産業になりました。

また、廉価な外国製品との競争に負けた繊維産業も同じとされています。

しかし先進国で斜陽産業であっても、後進国では成長性を期待できることもあります。斜陽産業は新規参入するチャンスととらえる向きも少なくありません。

斜陽(しゃよう)の使い方

ともこ
インターネットで買い物する人が増えてから、本屋は斜陽産業と言われているわよね。
健太
本屋だと在庫がない時があるけど、インターネットは大抵在庫があるからね。
ともこ
持ち運びの手間がないし便利よね。
健太
でも、手に取って選ぶ楽しみがないから本屋には頑張ってもらいたいよ。

斜陽(しゃよう)の例文

  1. あの大国が経済的にも国際的にも斜陽しつつある。
  2. あの一族には長いこと子供が生まれず、一族の斜陽を迎えていることを示唆しているようだった。
  3. 足袋を履く人が激減し斜陽産業となった。
  4. 町の経済を支えていた産業が斜陽になると、都会に移住する人が増えていった。
  5. 経済に翳りが見え始め、この国に斜陽の時期が訪れようとしていた。