読み方で悩みやすい漢字の一つに、「素面」があります。
Q「素面」、あなたはこの二字熟語を何と読みますか?
次の3択から選んでみて下さい。
素面の読み方
- 「しらふ」
- 「すめん」
- 「しらふ」と「すめん」両方とも
このページでは、悩みやすい「素面」の読み方や意味について詳しく解説していきます。
「素面」の読み方は、「しらふ」?「すめん」?
素面の正しい読み方は、「しらふ」「すめん」どちらなのでしょうか。どちらも聞いたことがあるかもしれませんね。
「素」の音読みには「ソ」「ス」、訓読みには「もと」「しろ(い)」があります。
素面の読み方は「しらふ」「すめん」のどちらを使っても間違いではありません。つまり、どちらも正しい読み方ということになります。
正解は、③の「しらふ」と「すめん」の両方です。
広辞苑には「しらふ」と「すめん」の両方の項目があります。ただし、「しらふ」と読む場合と「すめん」と読む場合では、少し意味が違っています。
「素面」の意味は、「しらふ」と「すめん」で違う!
「素」には「白い」「もって生まれたまま」の意味があります。一方、「面」には「人の顔」と「顔につけるかぶりもの」の意味があります。
素面(しらふ)の意味は「酒に酔っていない状態」です。この場合「白面」の表記もあります。
一方、素面(すめん)の意味は「(能や剣道で)面をかぶらないこと」「酒に酔っていないときの顔」「化粧をしていない顔」です。
素面を用いた例文には「素面(しらふ)ではとても言えない」「素面(すめん)で舞う演目」があります。
まとめ
- 素面の読み方は、「しらふ」「すめん」のどちらも正しい。
- 素面(しらふ)は「酒に酔っていない状態」を意味する。
- 素面(すめん)は「面をつけていない顔」「酒に酔っていない顔」「化粧をしていない顔」を意味する。