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欠伸の読み方!「あくび」と「けっしん」正しいのは?

欠伸の読み方

読み方で悩みやすい漢字の一つに、「欠伸」があります。

問題

Q「欠伸」、あなたはこの二字熟語を何と読みますか?

次の3択から選んでみて下さい。

欠伸の読み方
  1. 「あくび」
  2. 「けっしん」
  3. 「あくび」と「けっしん」両方とも

 

このページでは、悩みやすい「欠伸」の読み方や意味について詳しく解説していきます。

「欠伸」の読み方は、「あくび」?「けっしん」?

読み方

欠伸の正しい読み方は、「あくび」「けっしん」どちらなのでしょうか。どちらも聞いたことがあるかもしれませんね。

「欠」の音読みには「ケツ」「ケン」があり、訓読みに「か(ける)」「か(く)」「あくび」があります。

欠伸の読み方としては、「あくび」「けっしん」のどちらを使っても間違いではありません。つまり、両方が正しいということになります。

正解は、③の「あくび」「けっしん」の両方です。

だだし、広辞苑には「あくび」の項目と「けっしん」の項目があり、それぞれに意味が違っています。新明解国語辞典(第四版)には漢字一文字で「欠(あくび)」の項目があり、今日の用字「欠伸」は「もとアクビノビスと訓んだ」とあります。

「欠伸」の意味は、「あくび」と「けっしん」で違う!

意味

「欠」には「かく」「かける」「やすむ」のほかに「あくび」「あくびをする」の意味があります。また、「伸」には「のびる」「のばす」「もうす」「のす」の意味があります。

欠伸(あくび)の意味は「眠い時や退屈な時に、口を大きく開けてゆるやかな長い吐息についで呼息を行う呼吸運動」です。

一方、欠伸(けんしん)の意味は「あくびと背のび」です。

欠伸(あくび)を用いた例文には「退屈で欠伸が出る」「欠伸まじりで応じる」があります。

まとめ

まとめ
  • 欠伸の読み方は「あくび」「けっしん」の両方が正しいが意味が異なる。
  • 欠伸(あくび)は「疲労や退屈などのために、自然に口を大きく開いて行う呼吸運動」を意味する。
  • 欠伸(けっしん)は「あくびと背のび」を意味する。