【二字熟語】
指針
【読み方】
ししん
【意味】
①磁石盤・時計・各種メーターなどの指示装置についている針。
②物事を進めるうえでたよりとなるもの。参考となる基本的な方針。手引き。
【語源・由来】支障
「指」は「ゆびさす。さし示す。」
「針」は「方向。進路。」
【類義語】
方針、指標
【対義語】
任意
指針(ししん)の使い方
兄さんが怪しげな宗教にはまってしまったんだ。
宗教は時には人生の指針となるものだけど、高額なお布施を請求するようなところはやめた方が良いわね。
やっぱりそう思う?貯金をすべて寄付したみたいなんだ。
死後の世界で救われても、今後の生活が救われないわね。
指針(ししん)の例文
- 悩む健太くんに、問題解決の指針を与える。
- 恩師の言葉を生活の指針としている。
- 人生の指針を見失って途方に暮れています。
- 政府が税制改革についての指針を発表しました。
- 外国人観光客の再開に向けて、観光業者向けの指針を作成する。
「指針を定める」とは?
「指針」を用いた表現の一つに「指針を定める(ししんをさだめる)」があります。
「指針を定める」の「定める」とは、「よりどころや従うべきものとしてきめる。制定する。」という意味です。
「指針を定める」とは、「物事を進めるうえでたよりとなるものを決める。参考となる基本的な方針を決める。」という意味です。
【例文】
・安全対策を強化する指針を定めるため、観光船の運行を自粛する。
・具体的な指針を定めて、今後の業務に役立てる。
・川の氾濫で逃げ遅れ被害が出たことから、老人ホームの設置場所に関して指針を定める。