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「志向」の意味と使い方や例文!「指向」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
志向

【読み方】
しこう

【意味】
意識が一定の対象に向かうこと。考えや気持ちがある方向を目指すこと。指向。

【語源・由来】
「志」は「心がある目標をめざして動く。こころざす。」
「向」は「心がめざす。おもむき。」

【類義語】
志す、目指す

志向(しこう)の使い方

健太
ともこちゃんは上昇志向が強いよね。
ともこ
やるからには上を目指さないとね。
健太
僕はほどほどにのんびりやっていきたいな。
ともこ
世の中を自分の手で動かすには出世するしかないのよ。

志向(しこう)の例文

  1. オーツミルクは健康志向の人の間ではやり始めています。
  2. 健太くんはインドア志向のともこちゃんとは対照的にアウトドア志向だ。
  3. 安全志向の人に、自動運転の車はおすすめです。
  4. ブランド志向のともこちゃんの持ち物はすごくお金がかかっていそうだ。
  5. 健太くんは権力志向が強い人です。

「志向」と「指向」の違いは?

志向」と同じ読み方の語に「指向」があります。

指向」は、「ある方向・目的に向かうこと。また、方向や目的を指示してその方に向かわせること。志向。」という意味です。

多くの辞書では「指向」と「志向」は同じ意味とされます。

しかし「明鏡国語辞典」には、

志向」は「指向」とも書かれるが、本来的な用法ではない。「指向」は単に物理的な方向をいう。

と書かれています。

志向」は、心がある目的に向かうことをいいます。

対して「指向」は、特定の方向を向くことをいいます。