【二字熟語】
焦慮
【読み方】
しょうりょ
【意味】
あせっていらだつこと。いらいらと気をもむこと。また、その気持ち。焦心。
【語源・由来】
「焦」は「いらだつ。あせる。」
「慮」は「あれこれと思いめぐらす。思い。考え。」
【類義語】
憂慮、焦る、いらいら
【対義語】
気長
焦慮(しょうりょ)の使い方
健太くん。焦慮の色を隠すことができなくなっているわね。
まずいよ。まずいよ。
落ち着いて。あと10分もあるじゃないの。
10分しかないじゃないか。
焦慮(しょうりょ)の例文
- もう年末なのかと焦慮にかられる。
- はかどらない仕事に焦慮していらだった。
- 経営不振に焦慮する。
- 焦慮に襲われ、夢にまで見る始末だった。
- 焦慮にかられた健太くんは、いてもたってもいられないようだった。
「焦慮」と「焦燥」の違いは?
「焦慮」に似ている語に「焦燥(しょうそう)」があります。
「焦燥」は、「いらいらすること。あせること。」という意味です。
「焦燥」と「焦慮」はともに、あせっていらいらすることをいいます。
「焦燥」は、理由や目的があり、そのためになんとかしなければと焦ることをいいます。
対して「焦慮」は、心配や焦りから気をもむことやその気持ちをいうので、「焦燥」に比べて、外に現れにくい点が違います。