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「娑婆」の意味と使い方や例文!「娑婆に出る」とは?(類義語)

【二字熟語】
娑婆

【読み方】
しゃば

【意味】
①仏語。釈迦が衆生 (しゅじょう) を救い教化する、この世界。煩悩 (ぼんのう) や苦しみの多いこの世。現世。娑婆世界。
②刑務所・兵営などにいる人たちが、外の自由な世界をさしていう語。

【語源・由来】
梵語sahāの音写。忍土・堪忍土などと訳す。

娑婆(しゃば)の使い方

健太
刑務所にいる友人が、娑婆の空気が吸いたいって言っていたよ。
ともこ
その友人は何をしでかしたの?
健太
僕を刺したんだよ。でも、深く反省しているんだよ。
ともこ
自分を刺した相手を許して励ましに通っている健太くんが偉いわ。

娑婆(しゃば)の例文

  1. 彼が娑婆に出たら、裏切った僕に仕返しに来るだろう。
  2. 娑婆へ出たらもっと自由だと思ったのに。
  3. 娑婆へ出た所で、何の当てもなく不安ばかりだ。
  4. 大泥棒が娑婆へ出たらしい。
  5. 刑務所内で騒動を起こし、娑婆に出られなくなった。

「娑婆に出る」とは?

娑婆」を用いた表現の一つに「娑婆に出る」があります。

娑婆に出る」とは、刑務所や軍隊など、自由を束縛されている世界にいる人が、一般の人々が暮らす社会に出ることをいいます。

【例文】

  1. 娑婆に出たら、まずはラーメンが食べたい。
  2. また娑婆に出て来られる日が来るとは思わなかった。