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「趣向」の意味と使い方や例文!「趣向を凝らす」とは?(類義語)

【二字熟語】
趣向

【読み方】
しゅこう

【意味】
①おもむき。意向。趣意。
②味わいやおもしろみが出るように工夫すること。また、その工夫。
③歌舞伎・浄瑠璃で、戯曲の背景となる類型的な「世界5」に対して、戯曲に新しい変化を与えるための工夫。
④俳諧で、句の構想。

【語源・由来】
「趣」は「心の向かうところ。めざすところ。考え。」
「向」は「心がめざす。おもむき。」

【類義語】
意向、手法、工夫

【対義語】
平板

趣向(しゅこう)の使い方

ともこ
いい天気ね。
健太
今日は趣向を変えて、庭でご飯を食べようか。
ともこ
良いアイディアね。ピクニックみたいだわ。
健太
こんな気持ちがいい日は外で食べると格別においしいよ。

趣向(しゅこう)の例文

  1. 舞台装置に趣向を凝らし、観客に楽しんでもらう。
  2. パーティーのためにいろいろな趣向を凝らしました。
  3. ともこちゃんは趣向を凝らした衣装を着てきた。
  4. 今夜のコンサートは、一風変わった趣向のものでした。
  5. 今日は趣向を変えてタイ料理を食べに行こう。

「趣向を凝らす」とは?

趣向」を用いた表現の一つに「趣向を凝らす」があります。

趣向を凝らす」の「凝らす」とは、一心に考えをめぐらすという意味です。

趣向を凝らす」とは、味わいやおもしろみが出るようにあれこれと心を働かせることをいいます。

【例文】
・生徒会役員選挙の演説は、趣向を凝らしたものばかりでおもしろかった。
・お子様ランチは趣向を凝らした、大人も食べたくなるようなものでした。
趣向を凝らした余興が行われました。