読み方で悩みやすい漢字の一つに、「終夜」があります。
Q「終夜」、あなたはこの二字熟語を何と読みますか?
次の3択から選んでみて下さい。
- 「しゅうや」
- 「よもすがら」
- 「しゅうや」と「よもすがら」両方とも
このページでは、悩みやすい「終夜」の読み方や意味について詳しく解説していきます。
「終夜」の読み方は、「しゅうや」?「よもすがら」?
終夜の正しい読み方は、「しゅうや」「よもすがら」どちらなのでしょうか。どちらも聞いたことがあるかもしれませんね。
「終」の音読みには「シュウ」、訓読みには「お(わる)」「お(える)」「しま(う)」「つい」があります。また、「夜」の音読みには「ヤ」、訓読みには「よ」「よる」があります。
終夜の読み方は「しゅうや」「よもすがら」のどちらを使っても間違いではありません。つまり、どちらも正しい読み方ということになります。
正解は、③の「しゅうや」と「よもすがら」の両方です。
広辞苑には「しゅうじつ」「よもすがら」の両方の項目があります。また、広辞苑には載っていませんが、他の国語辞典には「よすがら」の読み方もあります。
「すがら」には「始めから終わりまで」の意味があり、「過ぐ」に状態を表す「ら」が付いたものとの説があります。「よもすがら(終日)」の他、「ひもすがら(終日)」と読む言葉もあります。
「終夜」の意味は、「しゅうや」も「よもすがら」も同じ
終夜の意味は「夜通し」「一晩中休みなしに何かが行われること」「一晩中特定の行動や状態が続くこと」です。
「終」には「おわる」「ついに」の他に「終わりまで」の意味があります。一方、「夜」には「よる」の意味があります。
終夜を用いた例文には「電車が終夜運転(しゅうやうんてん)をする」「終夜(よもすがら)友達と語り合う」があります。
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まとめ
- 終夜の読み方は、「しゅうや」「よもすがら」のどちらも正しい。
- 他に「よすがら」の読み方もある。
- 終夜は「夜通し」「一晩中」を意味する。