【二字熟語】
私怨
【読み方】
しえん
【意味】
個人的なうらみ。
【語源・由来】
「私」は「公でない、個人の立場。自分一身に関すること。わたくし。」
「怨」は「うらむ。うらみ。あだ。かたき。」
【類義語】
遺恨、怨恨、宿怨、憎悪、怨念
【対義語】
慈愛、崇敬、恩
私怨(しえん)の使い方
健太くん。まだ彼に私怨を抱いているの?
彼女をとられた恨みを晴らすまでは許さないよ。
新しい恋に落ちたら、そんな私怨、すぐに忘れるわよ。
そんなもんかな。
私怨(しえん)の例文
- 健太くんに私怨を抱いている。
- あの会社に私怨を抱くものの仕業です。
- ともこちゃんの出世に私怨を抱く。
- 私怨を晴らした。
- 政府の人間に私怨を抱く。
「私怨」と「怨念」「遺恨」の違いは?
「私怨」に似ている語に「怨念(おんねん)」「遺恨(いこん)」があります。
「私怨」と「怨念」の違いは?
「怨念」は、「うらみのおもい。遺恨。」という意味です。
「私怨」は、一個人のうらみをいいますが、「怨念」は、誰のものか特定されていないうらみをいいます。
「私怨」と「遺恨」の違いは?
「遺恨」は、「いつまでも恨みを残すこと。また、その恨み。忘れがたい恨み。」という意味です。
「私怨」は、一個人の恨みをいいますが、「遺恨」は、誰のものか特定されていないうらみをいいます。また、「遺恨」は、いつまでも忘れがたいという意味を含むため、うらむ度合いが強いです。