姉妹サイト「ことわざ・慣用句の百科事典」はこちら

「指向」の意味と使い方や例文!「志向」「嗜好」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
指向

【読み方】
しこう

【意味】
ある方向・目的に向かうこと。また、方向や目的を指示してその方に向かわせること。志向。

【語源・由来】
指示して向かわせる意から。

【類義語】
志向

指向(しこう)の使い方

ともこ
健太くんの家は、地方新聞を購読しているのね。
健太
地域指向の編集をしているから、地元のことが詳しく書いてあって便利なんだよ。
ともこ
全国紙は東京の情報ばかり掲載されているもんね。
健太
そうなんだよ。東京以外にも人は住んでいるのにね。

指向(しこう)の例文

  1. 市場を東南アジア全域に指向する。
  2. 指向性アンテナを使えば、ウェブに接続されていないシステムでもサイバー攻撃が可能です。
  3. 彼は、和平指向が強い大統領です。
  4. 健太くんは権力指向が強い。
  5. 物価の安定を指向する政策を進める。

「指向」と「志向」「嗜好」の違いは?

指向」に似ている語に「志向(しこう)」「嗜好(しこう)」があります。

「指向」と「志向」の違い

志向」は、意識が一定の対象に向かうこと。考えや気持ちがある方向を目指すこと。指向。

という意味です。

辞書で「指向」をしらべると「志向」が、「志向」を調べると「指向」が意味に書いてあることから、類義語と言えます。

しかし、主に「志向」はこころざし向かう所をいうのに対し、「指向」は、ある方向を目指すことをいいます。

「指向」と「嗜好」の違いは?

嗜好」は、ある物を特に好み、それに親しむこと。好み。主に飲食物についていう。

という意味です。

指向」は、ある方向に向かっていることをいいます。

対して「嗜好」は、主に飲食物に対して使われ、趣味や好みをいうので意味が違います。