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「明察」の意味と使い方や例文!「ご明察」と「ご名答」の違いは?(類義語)

【二字熟語】
明察

【読み方】
めいさつ

【意味】
①はっきりと事情・事態を見抜くこと。察しのよいこと。
②相手の推察に対する尊敬語。

【語源・由来】
「明」「察」ともに「明らかにする」

【類義語】
賢察、推察、見識、洞見、洞察

明察(めいさつ)の使い方

健太
ともこちゃんの明察をもってすれば、将来を見通せるんじゃないの。
ともこ
そんなの無理よ。
健太
無理なのか。ともこちゃんをもってしても未来は分からないか。
ともこ
分からない方が面白いじゃないの。

明察(めいさつ)の例文

  1. 明察の通り、この問題はかなり複雑です。
  2. ともこちゃんのご明察には大変驚かされました。
  3. 事件はあなたのご明察の通りですよ。
  4. ともこちゃんは事情を明察した。
  5. 時勢を明察する才を備えていた。

「ご明察」と「ご名答」の違いは?

明察」はビジネスの場面では「ご明察」という形で用いられることが多いです。

ご明察」は「相手の推察に対する尊敬語」です。この「ご明察」に似た語に「ご名答」があります。

ご名答」は「うまい答、みごとな答に対する尊敬語」です。

【両語の違い】

ご明察」は「真相を見抜く」
ご名答」は「出題の趣旨にぴたりと合った最上の答え」

状況をはっきり見抜いて正しく推察した時は「ご明察」、質問の答えが正解だった場合は「ご名答」といいます。