【二字熟語】
存在
【読み方】
そんざい
【意味】
①人間や事物が、あること。また、その人間や事物。
②《being/(ドイツ)Sein》哲学で、あること。あるもの。有。
㋐実体・基体など他のものに依存することなく、それ自体としてあるもの。
㋑ものの本質としてあるもの。
㋒現実存在としてあることやあるもの。特に、人間の実存。
㋓現象として主観に現れているものや経験に与えられているもの。
㋔判断において、主語と述語とを結合する繋辞 (けいじ) 。「sはpである」の「ある」。
【語源・由来】
「存」は「現にある。生きている。」
「在」は「ある。いる。物がそこにある。ある場所・立場などにいる。」
【類義語】
所在、現存、既存
【対義語】
消滅、空想、架空、不在
存在(そんざい)の使い方
偏差値が高い学校は、校則が存在しないね。
校則がなくても、常識の範囲内で行動するからじゃないの?
頭がいい東大生でも、たまに逮捕されているよね。
偏差値が高い人が全員、善人というわけじゃないからね。
存在(そんざい)の例文
- 健太くんが必死で探しているデータは、もう存在しないんじゃないだろうか。
- 実験で、Web会議の音質がもたらす、無視できないレベルのストレスの存在が証明された。
- 江東区には、存在しない川に架かった紅い橋があります。
- 宇宙人は存在すると健太くんは言い張る。
- 200年前までは、この国に武士が存在し、刀を振り回していたのだ。
「存在意義」とは?
「存在」を用いた表現の一つに「存在意義(そんざいいぎ)」があります。
「存在意義」の「意義」とは、
①言葉によって表される意味・内容。
②その事柄にふさわしい価値。値うち。
という意味です。
「存在意義」とは、ここにあるということの重要性や価値を意味する言葉です。
【例文】
- 思春期の健太くんは、自分の存在意義について考えることが多くなった。
- その委員会は、自らの存在意義を失って解体状態となった。
- レギュラーの座を奪取するために、何としても自分の存在意義を示す必要があった。