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「総括」の意味と使い方や例文!「統括」との違いは?ビジネスでの使用例!(類義語)

【二字熟語】
総括

【読み方】
そうかつ

【意味】
①個々のものを一つにまとめること。全体をとりまとめて締めくくること。
②労働運動や政治運動で、それまでの活動の内容・成果などを評価・反省すること。

【語源・由来】
「総」まとめる。ひとつにくくる。
「括」くくる。まとめる。くびる。

【類義語】
総合、統括、包括、一括

総括(そうかつ)の使い方

ともこ
健太くんが実行委員長を務めるとは驚きね。
健太
こういう役をやりなれていないから緊張するよ。
ともこ
失敗しないために、広い視野で総括的な判断力をもつよう心がけるのよ。
健太
生徒会長であるともこちゃんがやればいいんだよ。

総括(そうかつ)の例文

  1. 諸事務を総括する。
  2. 各人の意見を総括する。
  3. 委員会で出たさまざまな意見を統括する。
  4. 試合の内容を総括する。
  5. なぜ経営危機に陥ったかを総括し、今後の対応を考える。

「総括」と「統括」の違いは?

総括」に似ている語に「統括」があります。

統括」は「ばらばらのものを一つにまとめること。」(例:さまざまな意見を統括する。)

という意味です。

統括」と「総括」は、まとめるという意味は同じです。

しかし、「統括」は、「リーダーが一つにまとめ上げる」という意味があります。

対して「総括」は、「全体を調整してまとめる」という意味があります。

総括」は、個々の意思や思惑が突出しないように調整することで、「統括」は支配的にリーダーが一つにまとめ上げることをいうので、意味が異なります。

統括」は、企業内では「統括部長」や「マネージャー」というように、部下をまとめ上げる人に対して使われます。
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