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「悲観」の意味と使い方や例文!「悲観的」と「ネガティブ」の違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
悲観

【読み方】
ひかん

【意味】
①物事が思うようにならないため失望すること。
②世の中や人生を悪と苦に満ちていると考えること。

【語源・由来】
「悲」は「かなしい。かなしむ。」
「観」は「物事を見て、意味や本質をとらえる。考える。」

【類義語】
絶望

【対義語】
楽観

悲観(ひかん)の使い方

健太
国会で居眠りしている議員を見ると、日本の未来を悲観してしまうよね。
ともこ
私も悲観的になるわ。
健太
もっと熱意をもって働いてほしいよね。
ともこ
私たち若者が、日本の未来に希望を持つことができるくらいに溌剌と仕事をしてほしいわよね。

悲観(ひかん)の例文

  1. 彼は、将来を悲観して自死を選んだ。
  2. 模擬試験の結果を見て悲観的になった。
  3. 会社には悲観的なムードが漂っていますが、社長だけは諦めていないようです。
  4. 一度や二度の失敗で、人生を悲観してはいけない。
  5. ジャーナリストは、日本経済の先行きを悲観した。

「悲観的」と「ネガティブ」の違いは?

悲観」を用いた語に「悲観的」があります。

その「悲観的」に似ている語に「ネガティブ」があります。

ネガティブ」は、英語「negative」の訳です。

①電気の陰極。マイナス。
②撮影・現像してできた、明暗や色相が実物と反対のフィルム・乾板の画像。陰画。ネガ。
③否定的なさま。消極的。

という意味です。

悲観的」とは、「悲観するさま。また、悲観すべきさま。」をいい、物事を悪い方に考えることをいいます。

対して「ネガティブ」は、否定的、消極的なことをいうので意味が違います。