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「体得」の意味と使い方や例文!「会得」「習得」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
体得

【読み方】
たいとく

【意味】
体験を通して知ること。理解して自分のものにすること。

【語源・由来】
「体」は「身につける。」
「得」は「心にかなう。わかる。」

【類義語】
会得

体得(たいとく)の使い方

ともこ
昔の職人は、インターネットも機械も無いから、経験を積んで体得するしかなかったのよね。
健太
最近では、洋菓子学校に通っていない、洋菓子店で修業をしていないパティシエが増えているよね。
ともこ
インターネット上である程度学ぶことができるから、センスさえあれば自力で職人になることができるわよね。
健太
下積みや修業期間が無くなって、便利な世の中になったと言っていいのかな。

体得(たいとく)の例文

  1. 演技のコツを体得するために舞台に出演しました。
  2. 彼らは努力して日本の技術を体得し、それを最先端の製造過程に組み入れてさらに改善していった。
  3. 練習で習得できなかったことでも、試合中に体得することがある。
  4. 会場の後方まで届く発声法を体得した。
  5. 健太くんの動きを真似してみたが、そう簡単には体得できそうになかった。

「体得」と「会得」「習得」との違いは?

体得」に似ている語に「会得(えとく)」「習得(しゅうとく)」があります。

「体得」と「会得」の違いは?

会得」は、物事の意味を十分理解して自分のものとすることという意味です。

体得」も「会得」も、十分に理解して自分のものとすることという意味です。

しかし「体得」は、実際に自分で経験して知識や技術を身につけることをいう場合が多い点が違います。

「体得」と「習得」の違いは?

習得」は、学問・技芸などを、習って覚えることをいいます。

体得」は、実際に自分で経験して知識や技術を身につけることをいいます。

対して「習得」は、習う事によって学問や技術を身につけることをいいます。