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「不当」の意味と使い方や例文!「不当な扱い」とは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
不当

【読み方】
ふとう

【意味】
正当・適当でないこと。道理に合わないこと。また、そのさま。

【語源・由来】
「不」は「…ず。…でない。…しない。打ち消しの助字。」
「当」は「あてはまる。道理にかなう。」

【類義語】
不正、邪、横様、いんちき、いかさま、非

【対義語】
正当、適当、妥当、公正、当

不当(ふとう)の使い方

健太
僕は、先生から不当に低く評価されている気がするよ。
ともこ
先生に嫌われているの?
健太
忘れ物が多いし、授業中騒ぐし、嫌われているのかもしれない。
ともこ
それは不当じゃなくて正当な評価だと思うわ。

不当(ふとう)の例文

  1. 不当な判定だと思い、審判に抗議した。
  2. 証拠不十分で裁判所は無罪の判決をくだしたが、検察庁ではこれを不当として控訴した。
  3. 値札を見ると、それは不当に高いというわけではないようだった。
  4. 不当に攻撃を受けたとして、正当防衛を主張する。
  5. 不当な差別を受けて憤りを感じた。

「不当な扱い」とは?

不当」は、「不当な扱い(ふとうなあつかい)」という表現で使われることがあります。

不当な扱い」の「扱い」とは、待遇・応対のしかたという意味です。

不当な扱い」とは、正当・適当でない待遇・応対のしかたをいいます。

【例文】

  1. 従業員が不当な扱いを受けていると感じた際に労働組合結成の動きが生じる。
  2. あらぬ疑惑をかけられ、不当な扱いをいつまでも受け続けることになった。
  3. 彼は長年不当な扱いを受けていたが、近年再評価された。