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「大義」の意味と使い方や例文!「大儀」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
大義

【読み方】
たいぎ

【意味】
①人として守るべき道義。国家・君主への忠義、親への孝行など。
②重要な意義。大切な事柄。

【語源・由来】
「大」は「重要な。たいせつな。」
「義」は「人としてふみ行うべき道。利欲を捨て、道理にしたがって行動すること。」

【類義語】
大義名分

【対義語】
小義

大義(たいぎ)の使い方

健太
マスコミは、亡くなった遺族に直撃取材しているけど、あれはどうなのかな。
ともこ
表現の自由を大義名分になんでも記事にしてよいというわけじゃないわよね。
健太
表現の自由とか知る権利とか、線引きが難しいよね。
ともこ
個々のモラルが問われるわよね。

大義(たいぎ)の例文

  1. 大義にもとる。
  2. 大義親を滅す。
  3. 大義に殉じる。
  4. この戦争には大義がない。
  5. 大義にもとる卑劣な行いだ。

「大義」と「大儀」の違いは?

大義」と同じ読み方の語に「大儀」があります。

大儀」は、
①即位式・朝賀など、朝廷で行われる最も重要な儀式。大典。→中儀 →小儀
②重大な事柄。大事なこと。
③やっかいなこと。また、そのさま。おっくう。めんどう。
④疲れなどのため何もする気になれないこと。また、そのさま。
⑤他人の労をねぎらうときに用いる語。ご苦労。
⑥費用のかかること。また、そのさま。

という意味です。

大義」は、大切な意味、ふみ行うべき重大な道義という意味です。

しかし「大儀」は、重要な儀式、やっかいなこと、疲れてやる気がないこと、ご苦労、費用がかかることという意味で使われるので、「大義」とは意味が違います。

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