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「逓減」の意味と使い方や例文!「低減」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
逓減

【読み方】
ていげん

【意味】
次第に減少すること。漸減。

【語源・由来】
「逓」は「しだいに。だんだん。」
「減」は「数・量・程度などが少なくなる。とぼしくなる。」

【類義語】
微減、漸減

【対義語】
逓増

逓減(ていげん)の使い方

健太
せっかく英単語を暗記しても、時間とともに逓減していくよね。
ともこ
一度覚えた英単語は忘れないのよ。
健太
でも、僕は忘れているよ。
ともこ
脳の引き出しの奥にしまわれているからよ。その引き出しを上手に開閉できる人が天才なのよ。

逓減(ていげん)の例文

  1. 温暖化のせいなのか収穫が逓減している。
  2. これといった産業がない田舎のため、この地域の人口は逓減している。
  3. ピークに達した以降は逓減していく。
  4. 限界効用逓減の法則とは、貧しい人は収入が少し増えると幸福度は大きく上がるが、裕福な人は、収入が少し増えても幸福度が大きく上がらないという考えです。
  5. インバウンドの逓減とともに、売り上げも逓減した。

「漸減」と「低減」との違いは?

逓減」と同じ読み方の語に「低減」があります。

低減」は、「へること。へらすこと。」という意味です。

逓減」も「低減」も、減ることをいいます。

しかし「逓減」は、時とともにだんだん減ることをいいます。

対して「低減」は、前に比べて、数が減ったり、値段が安くなったりすることをいいます。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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