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「漸減」の意味と使い方や例文!「逓減」「低減」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
漸減

【読み方】
ぜんげん

【意味】
だんだん減ること。逓減。

【語源・由来】
「漸」は「しだいに。だんだん。」
「減」は「数・量・程度などが少なくなる。とぼしくなる。」

【類義語】
微減、逓減

【対義語】
漸増

漸減(ぜんげん)の使い方

健太
人口が漸減しているのに、世帯数は増えているんだって。
ともこ
一人暮らしや核家族が増えているもんね。
健太
これからはもっと家族がバラバラになる未来が待っているのかな。
ともこ
孤独死が増えるでしょうね。

漸減(ぜんげん)の例文

  1. 就学人口が漸減しているので、学校数自体が減っています。
  2. 彼はここ数年、出場機会が漸減していたが、今シーズンで引退するそうだ。
  3. この年をピークに漸減していき、今ではほとんど見かけない。
  4. 収益が漸減していて会社存続の危機だ。
  5. 出世数が漸減傾向にあり、今年過去最少をさらに更新した。

「漸減」と「逓減」「低減」との違いは?

漸減」と似ている語に「逓減(ていげん)」「低減(ていげん)」があります。

「漸減」と「逓減」の違いは?

逓減」とは、「次第に減少すること。漸減。」という意味です。

漸減」も「逓減」も、だんだん減ることをいうので同じ意味です。

「漸減」と「低減」の違いは?

低減」は、「へること。へらすこと。」という意味です。

漸減」も「低減」も、減ることをいいます。

しかし「漸減」は、時とともにだんだん減ることをいいます。

対して「低減」は、前に比べて、数が減ったり、値段が安くなったりすることをいいます。