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「遠縁」の意味と使い方や例文!「遠縁の親戚」とはどこから?(類義語・対義語)

【二字熟語】
遠縁

【読み方】
とおえん

【意味】
遠い血縁。また、その人。

【語源・由来】
遠い血縁の意。

【類義語】
縁戚

【対義語】
近縁

遠縁(とおえん)の使い方

健太
僕は、生まれてすぐに遠縁に里子に出されたんだ。
ともこ
本当のお父さん、お母さんがいるってこと?
健太
そうなんだ。でも、僕の本当の両親は、育ててくれた今の両親だよ。
ともこ
遠縁だから血のつながりはあるしね。お父さん、お母さんに愛されているのね。

遠縁(とおえん)の例文

  1. ともこちゃんとは遠縁にあたります。
  2. 小学校の頃に、大阪の遠縁の家に養子に来たので怪しい関西弁です。
  3. 母の遠縁の女の子が、我が家に引き取られてきた。
  4. 遠縁にあたる大学生が離れに下宿しています。
  5. 遠縁を頼って上京しました。

「遠縁の親戚」とはどこから?

遠縁」を用いた表現の一つに「遠縁の親戚(とおえんのしんせき)」があります。

遠縁の親戚」とは、血筋の遠い親族と親類のことをいいます。

親類」の定義はありませんが、「親族」は、民法第725条で、
①六親等内の血族
②配偶者
③三親等内の姻族

のことをいいます。

なので「遠縁の親戚」とは、民法第725条に定義されている以外の血筋の人をいいます。