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「突貫」の意味と使い方や例文!「突貫工事」とは?(類義語)

【二字熟語】
突貫

【読み方】
とっかん

【意味】
①つきとおすこと。つらぬきとおすこと。
②短期間で一気にしあげること。
③ときの声をあげて、敵陣へ突き進むこと。吶喊 (とっかん) 。

【語源・由来】
「突」は「つき出る。つく。つきあたる。」
「貫」は「最後まで筋を通してやりぬく。」

【類義語】
突入

突貫(とっかん)の使い方

ともこ
無理と言っていたのに、文化祭に間に合ったわね。
健太
突貫作業で何とかしたんだよ。
ともこ
よくよく見ると粗いところがあるけど、誰も気が付かないでしょう。
健太
必死に仕上げたんだから、粗捜しはやめて。

突貫(とっかん)の例文

  1. できるだけ時間をかけずに仕上げるよう、突貫作業に取り掛かる。
  2. 彼は突貫相撲を身上に、幕内上位で活躍しています。
  3. 舞台に間に合うように、突貫作業で衣装を作ってもらった。
  4. 工事を突貫で進めた結果、何とか年末までにできあがった。
  5. あたりの風物に圧せらるるには、あまりに反撥心の強い活動力をもっている。されば小樽の人の歩くのは歩くのでない、突貫するのである。(石川啄木、初めて見たる小樽)

「突貫工事」とは?

突貫」を用いた語の一つに「突貫工事(とっかんこうじ)」があります。

突貫工事」とは、休まず一気に終わらせる工事をいいます。

【例文】

  1. 突貫工事で家を建てたが、地震の時は大丈夫だろうか。
  2. オリンピックに間に合うように、突貫工事でスタジアムを建設する。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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